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くずゆにっき
★整体師のブログ★
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2008/03/26 [Wed] 23:24:34 » E d i t
おおきに!


最近、来院された神戸出身の患者さんも、「おおきにぃ」と言って帰られます。


僕は東京に住んで20年になります。
周りに関西弁しゃべる人がいないこともあり、
院内でお話する時は、自然と関西弁と標準語半々になりますが、
未だに関西弁が抜け切れません。
大阪に住んでいた頃、居酒屋とかでアルバイトをしていた時は、
お客さんには「おおきに!」と言っていましたが、さすがに東京で言うことはありません。
でも、その神戸の患者さんと会話すると、やはりモロ関西弁になり、
それが自分的にはとても心地よく、水をえた魚のようになります。
そして、「おおきにぃ」とシメに言われた時、「あ~、これこれ。これやがな・・・」と
タイムスリップしたような感覚に襲われるのであります。


生まれ育った言葉というものは強力ですね。



さて。
昨日の健康テーマは「難聴」でした。
080325_1956~01

↑こうして僕は毎日、絵と内容をホワイトボードに書き換えているわけです。
なのに、患者さんの中でただ一人、、、


「これ、昨日と同じじゃない。毎日同じじゃないの。」


などとおっしゃる方がいるんですよ!!


その方、年齢は85歳。
ご自身で「あたし、認知症だから」とおっしゃっています。
しかし、ある特定のやり取りを除けば、
そら恐ろしい程に頭の回転が速く、冴えている方なのです。
しかも、冗談も通じる。
僕のボケを誰よりも早くキャッチし、すかさず返し、笑い、
ツッコミをもやってのける奇跡の婆さんなのです。


信じられなかったのが、ある日、その婆さんがボケをかまし(認知症が入っているので、
ほんまのボケかもしれませんが、それもひっくるめてお互い冗談を言い合う仲です)、
彼女の視界に入っていないであろう場所で、反射的に僕が吉本新喜劇のようなズッコケをした瞬間、
なんと、そのベタなコケを婆さんはひろってくれたのです。

大多数の東京の人は、まずひろえない、ひろわない微妙なズッコケ。
近くにいたスタッフは、僕のズッコケにまったく気付いていなかった。
がしかし、婆さんだけは、気付きよった。笑いよった。


その時、僕は思った。


この婆さんとなら、コンビ組めるかもしれん・・・と。

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